丸紅、バングラデシュのフェニ太陽光発電事業案件共同開発に係わる覚書を締結

 丸紅は5月21日、バングラデシュ電力開発庁(Bangladesh Power Development Board、以下、「BPDB」)の子会社であるバングラデシュ発電会社(Electricity Generation Company of Bangladesh Ltd.、以下「EGCB」)とバングラデシュ南東部のチッタゴン管区フェニ県における100MWの太陽光発電事業案件の共同開発に係わる覚書を2021年5月20日に締結したと発表した。

 バングラデシュでは、堅調な経済発展に伴う旺盛な電力需要に応じ、発電設備容量の拡大が続いており、バングラデシュ政府は再生可能エネルギーの割合を総発電容量の10%に増加させることを目標としている。案件は、EGCBおよびBPDBの上位組織である電力・エネルギー・鉱物資源省(Ministry of Power, Energy and Mineral Resources)に承認され、覚書の締結に至った。

 丸紅は、バングラデシュで1,300MW相当のガス焚き火力および水力発電所の建設履行実績がある。この案件が実現すれば、バングラデシュ最大規模の太陽光発電所となり、また、丸紅として初のIPP(*)案件となる見込み。

 丸紅は、日本含む世界19ヶ国で持分容量約12GWの発電資産を保有・運営している。サステナビリティ推進の一環として、世界の気候変動対策への取組みに貢献すべく、2018年9月に石炭火力発電事業および再生可能エネルギー発電事業に関する取組み方針を発表、2021年3月には気候変動長期ビジョンを策定した。今後も積極的に再生可能エネルギー発電事業へ取り組んでいく。

(*) IPP : Independent Power Producer(独立系発電事業者)

<関係各社概要>

Bangladesh Power Development Board(バングラデシュ電力開発庁)

設立 :1972年5月

所在地 :バングラデシュ・ダッカ

業種:バングラデシュに於ける発電・配電事業

Electricity Generation Company of Bangladesh Ltd. (バングラデシュ発電会社)

設立:2004年2月

所在地:バングラデシュ・ダッカ

業種:バングラデシュに於ける発電事業

画像:案件所在地(チッタゴン管区フェニ県)

 ニュースリリース