川崎重工業と日立造船は5月20日、2021年10月1日を効力発生日として、共同新設分割により、新設する「川重日立造船シールド準備株式会社」に、両社のシールド関連事業を承継することをそれぞれ取締役会で決議したと発表した。
2021年1月27日、両社は、シールド関連事業の新会社設立に向けた詳細検討を行うことに関する基本合意書を締結した。今後の市況環境を見据え、両社はシールド関連事業の発展・競争力強化のため、「対等の精神」に則り協業の話し合いを進めてきた。その結果、両社の営業力や技術力、多種多様な製品ラインナップ、サプライチェーン等の強みの活用・強化によって、新しい価値を創造し幅広い顧客のニーズに応えられる新会社の設立について検討することで基本合意した。
両社は、同日立ち上げた準備委員会を中心に、2021年10月の新会社設立に向け協議を進めてきたが、共同新設分割を採ることにした。新会社は、両社が保有するリソースを相互に補完・強化し、営業・エンジニアリング業務を行う。さらに統合により生まれる営業・技術分野のシナジーを発揮し、国内外での事業拡大を図るとともに、シールド関連事業を通じて社会インフラ整備に貢献できる企業を目指していく。
ニュースリリース(川崎重工)
ニュースリリース(日立造船)