鍛圧機械、2021年4月の受注は前年比53.1%増の217.5億円、4ヶ月連続で前年を上回る

 日本鍛圧機械工業会が5月14日に発表した2021年4月の鍛圧機械受注総合計は、受注総合計は、217.5億円、前年同月比53.1%増と、4ヶ月連続で前年を上回り、プレス系、板金系ともに国内外での回復基調にはいった模様。全世界的にもコロナ禍の収束は見通せず経済回復の不透明感は続いているが、中国・東アジアの伸長と北米での回復傾向が見られる。

 機種別によると、プレス系機械は88.9億円、前年同月比65.6%増。小型プレスが31.1%増、中型プレスが約3倍増、大型プレスも約5倍増であった。フォーミングも40.3%増、自動化安全装置も36.0%増、油圧プレスのみ25.6%減となった。板金系機械は60.3億円と前年同月比53.7%増となり。パンチングが約7倍と大幅に伸長、プレスブレーキも32.4%増で、レーザ・プラズマのみ12.9%減。

 国内は71.2億円、前年同月比48.4%増。自動車が43.9%増、金属も23.9%増、鉄鋼・非鉄金属も25.4%増、一般も49.3%増と全ての業種で増加した。

 輸出は78.1億円、前年同月比73.5%増。中国向け63.6%増、韓国・台湾向け44.5%増、北米向けが約7倍増、東南アジア向けも56.5%増となったが、欧州向けはマイナスとなった。

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