日揮、ナイジェリアで初のFLNGプラントの概念設計役務を受注

    日揮ホールディングス5月13日、海外EPC事業会社である日揮グローバルが、ナイジェリアにおいてUTMオフショア社がナイジェリア国営石油公社と共同で計画しているFLNGプラントに係る概念設計役務を受注したと発表した。

 案件はナイジェリアの民間会社UTMオフショア社がナイジェリア国営石油公社と共同で計画しているFLNGプラントの概念設計役務。同国におけるエクソンモービル社およびナイジェリア国営石油公社所有のガス田ヨホ鉱区のガスを利用し、LNGを洋上で生産するプラント。

 概念設計終了後、基本設計、設計・調達・建設(EPC)役務が計画されており、実現すればナイジェリアでは初のFLNGプラントとなる。同国のみならずアフリカ他国では多くの未開発の小規模海底油ガス田が存在し、FLNGプラントを含む複数のプロジェクトが計画されている。

 日揮グループは、現在マレーシアのペトロナス社向けおよびモザンビークのコーラルFLNG社向けに二隻のFLNGプラントの設計・調達・建設役務を遂行しており、同案件を通じて、今後成長が見込まれるアフリカ地域へのビジネスの拡大を目指すと共に、同地域の更なる産業発展および生活基盤の向上に貢献していく。

<プロジェクトの詳細>

契約先 :UTMオフショア社(UTM Offshore Limited

 原油販売、および建機リースを主業とするナイジェリア民間会社

設置予定地:ナイジェリア連邦共和国ヨホ鉱区(ナイジェリア沖 60km

役務範囲:年産120万トンのFLNGプラント(浮体式LNG生産施設)に係わる概念設計役務(Pre-FEEDPre-Front End Engineering and Design

受注金額:非公表

納期:202110月(予定)

 ニュースリリース