神鋼環境ソリューション、岩谷産を通してトヨタ自動車大口第2部品センターへ水電解式水素発生装置「HHOG」を納入

 ㈱神鋼環境ソリューション(本社:神戸市中央区)は、岩谷産業を通してトヨタ自動車・大口第2部品センター(愛知県丹羽郡)太陽光水電解水素ステーションに水電解式水素発生装置「HHOG」(以下、HHOG)を納入したと発表した。

 納入したHHOGは、トヨタ自動車大口第2部品センターの敷地内にある太陽光発電の電力を利用して低炭素水素を製造する。製造された水素は構内の燃料電池フォークリフトに供給される。この取組みは、愛知県の「低炭素水素認証制度」※の5件目として2021年3月に認定されている。

※ 愛知県「低炭素水素認証制度」:愛知県が低炭素社会を見据え、水素の製造、輸送、利用に伴う二酸化炭素の排出が少ない水素を「低炭素水素」として認証・情報発信しているもの。

 神鋼環境ソリューションは、1993年にHHOGを開発・商品化し、これまで電子産業、金属熱処理の工業ガス用途や水素エネルギー用途に約200基の納入実績を有している。近年、2050年カーボンニュートラルに関連して、再生可能エネルギーを利用して水電解で製造される水素は「グリーン水素」として注目されており、同社のHHOGへの期待も大きくなっている。

 神鋼環境ソリューションは、「今を越える発想で、健やかな環境と暮らしを次世代へ」をミッションとする中で、今後も、これまで培ってきた技術力、実績を駆使し、次世代エネルギーとして期待される水素を利活用した取り組みを積極的に進め、低炭素化社会の実現に貢献できるよう邁進していく。

<納入設備 概要>

名称:水電解式高純度水素発生装置(HHOG)固体高分子電解質膜を利用して、純水を電気分解する方式(PEM式)

型式:SH20D-GⅡ(屋外仕様)

能力:水素供給量 20Nm3/h、水素供給圧力 0.82MPa、水素純度 99.999%、水素露点 -70℃(大気圧下)

寸法:2300mm W × 6000mm L × 2800mm H

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