・非接触ニーズへの対応と遠隔監視により、安心で快適な移動空間を提供
三菱電機は4月21日、インドの子会社、三菱エレベーター・インド社(Mitsubishi Elevator India Private Limited 以下、IMEC社)が、同国大手デベロッパー K RAHEJA CORP(ケーラヘジャ社)が手掛ける高級大型複合施設「Commerzone Madhapur(コマゾーン マハプール)」および「Altimus(オルティモス)」向けに、高速エレベーター37台を含む計72台のエレベーターを受注したと発表した。
今回、併せて受注した「エレベーター行先予報システム」や、今後契約する「グローバル遠隔保守サービス」の導入を通じて、新型コロナの感染拡大で高まっている非接触ニーズに対応するとともに、利用者の安全・安心、利便性の向上に貢献する。
<受注の概要>
納入先:Commerzone Madhapur / Altimus
所在地:インド共和国テランガナ州ハイデラバード/インド共和国 マハーラーシュトラ州ムンバイ
建物用途:ITオフィス 兼 商業施設
発注者:K RAHEJA CORP
受注製品:
・高速エレベーター18台(最高速度210m/分)
・中低速エレベーター29台
・エレベーター行先予報システム※1 ・高速エレベーター19台(最高速度360m/分)
・低速エレベーター 6台
・エレベーター行先予報システム(セキュリティー連動)
エレベーター計72台、エレベーター行先予報システム計2式
保守契約 グローバル遠隔保守サービス「M’s BRIDGE TM」・計72台(契約予定)
納期:2021年3月から順次出荷 2021年8月から順次出荷予定
※1:海外でのシステム名称「Destination Oriented Allocation System」(日本での製品名は「エレ・ナビ」)
■エレベーター行先予報システムの特長
利用者が、セキュリティーゲートや乗り場のカードリーダーにIDカードをかざすだけで、行先階を自動で登録するシステムで、非接触ニーズに対応したタッチレスでの乗車が可能。
利用者を行き先階ごとにまとめて同じエレベーターに誘導することで、停止階を最小限にし、乗車時間を短縮、エレベーターの輸送効率を向上する。また、最大乗車可能人数を減らす設定を行うことで、エレベーター内の密集を避ける運転も可能で、感染予防対策にも貢献する。
■グローバル遠隔保守サービス「M’s BRIDGE」の特長
エレベーターの運行状況を24時間・365日、無休で遠隔監視し、故障を自動検知する。また、収集した故障データを遠隔で解析、原因究明することで、エレベーターの早期復旧を実現し、利用者の安全・安心、利便性の向上に貢献する。