・ESGに配慮したスマートファクトリー
日本ペイントホールディングス(東京本社:東京都中央区、大阪本社:大阪市北区)は4月20日、グループ会社で自動車用塗料を手掛けている日本ペイント・オートモーティブコーティングス(本社:大阪府枚方市、以下NPAC)の自動車用塗料生産工場(NPAC岡山工場)を岡山県勝田郡勝央町に新規に建設することを決定したと発表した。
NPAC岡山工場の新設は、2021年3月5日に発表した日本ペイントグループ新中期経営計画(2021-2023年度)に含まれており、既存のNPAC広島工場(広島県広島市南区)の老朽化対策ならびに、中国・九州地区の顧客向けの自動車用塗料製造の主拠点として、進めるもの。新工場は、日本ペイント・岡山工場内の敷地に、2021年5月から建設を開始し、2022年5月竣工、同年7月からの稼働開始を予定している。
NPAC岡山工場においては、生産性・安全性のさらなる向上を目指し、最新の在庫管理システムや生産実行システムなどのスマートファクトリーアイテム、ならびに自動化技術の導入を計画している。また、生産プロセスにおける省エネルギー・低炭素への対応に向けて、最新設備の導入を予定しており、ESGに配慮した工場を目指している。
なお、現広島工場の生産機能を岡山工場に2023年7月目途に移転するが、技術、営業、物流等の機能は存続する。
NPACは自動車用塗料事業でのリーディングカンパニーとなることを目指して、新工場を通じて、顧客のニーズに沿った高品質な製品を提供し、ESG、SDGsに配慮した経営を実践していく。
<新工場の概要>
敷地面積:81,600㎡
建屋面積:延べ4,700㎡
建屋概要:工場棟(鉄骨造3階建)、危険物倉庫棟(鉄骨造 平屋建)、業務棟(鉄骨造2階建)
生産品目:自動車用塗料(上塗り、水性中塗り、プラスチック用等)
投資額:41億円(予定)
建設予定:2021年5月着工 2022年5月竣工予定
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