アマダプレスシステム、デジタル電動サーボプレス「SWE-6040iIII」を発売

・高張力鋼板加工に対応する同社初の6000 kNサーボプレス

 ㈱アマダプレスシステム(本社:神奈川県伊勢原市)は4月13日、ダブルクランクのデジタル電動サーボプレス「SWE-6040iIII(アイスリー)」の販売を開始したと発表した。販売価格(税別)は、2億2,600万円。年間3台を見込んでいる。

「SWE-6040iIII」は、同社初となる加圧能力 6000kN のサーボプレスマシン。同社のダブルクランクのデジタル電動サーボプレスは、2015 年の発売開始以来、自動車部品メーカーの顧客を中心に、高剛性構造による安定した加工で好評。

 今回販売を開始する「SWE-6040iIII」は、新開発のフレームを採用した。それにより、マシンを新しい「タイロッドサイド挿入方式」にて組み立てることができ、組み立てに必要な工場天井高さ を従来機比で 30%低減できる。設置高さ制限を抑えたため、顧客が設備導入しやすくなる。

 現在、自動車製造業界では、車体の軽量化のため、従来材料より薄くて硬い高張力鋼板(ハイテン材)へと置き換える動きが進んでおり、ハイテン材を加工するための加圧能力が高い、大型のプレスマシンの需要が高まっている。同マシンは、高い加圧能力をもちながらも、顧客の重い負担となる天井の付帯工事を最小限に抑える画期的なサーボプレス。

 アマダプレスシステムは、これからも経営方針「グローバルに最適なプレスシステムを提供できる企業を目指す」をもとに、顧客の製造現場を今回発売するマシン単体だけでなく、周辺装置などを含めた自動化システムとして総合的な視点で考え、顧客の価値創造を支えていく。

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