三菱電機、約45億円投じてパワーデバイス製作所に「開発試作棟」を建設

 ・パワー半導体の新技術・新製品の開発を加速し、低炭素社会実現に貢献

 三菱電機は4月15日、パワー半導体の開発・製造を行うパワーデバイス製作所(福岡県福岡市)に、新たに「開発試作棟」を建設すると発表した。低炭素社会実現に貢献するキーデバイスとして、需要が拡大しているパワー半導体の開発体制を強化し、さらなる電力損失低減のための新技術・新製品の開発を加速する。投資金額は約45億円で、稼働開始は2022年9月を予定している。

 近年、低炭素社会実現に貢献するキーデバイスとして、電力を効率よく制御するパワー半導体の需要が拡大・多様化している。

 三菱電機はこれまで、産業用途や自動車用途などの省エネ性に優れた多くのパワー半導体を開発・製造してきた。今回、開発・製造拠点であるパワーデバイス製作所に新たに「開発試作棟」を建設し、敷地内に分散していた開発実験室、開発品試作ライン、性能試験室、分析評価機能を1カ所に集結させることで、新技術・新製品の開発を加速する。また、新製品をより早くお客様へ提供することで、「持続可能性」と「安心・安全・快適性」が両立する豊かな社会の実現に貢献する。

<開発試作棟の概要>

所在地:福岡市西区今宿東一丁目1番1号(パワーデバイス製作所内)

建築面積:約1,640m2(延床面積 約10,350m2)

構造:鉄骨(S)造、地上6階建

主な設備:開発実験室、開発品試作ライン、性能試験室

環境・省エネ対策:

 ・高効率機器導入(空調機・換気設備・変圧器)

 ・人感センサ、照度センサ付きLED照明設置

 ・建物内装への木質材料使用

竣工予定:2022年8月

稼働開始予定:2022年9月

投資総額:約45億円

 ニュースリリース