コマツ、新入社員への社長メッセージを発表

 コマツは4月1日、石川県小松市の「コマツウェイ総合研修センタ」にて、2021年度の新入社員研修を開始した。研修はオンライン中継を活用し、研修センタを含む小松市の複数会場に分散して開催され、小川啓之社長がコマツグループの定期採用新入社員314名※を対象に講話を行った。

 ※コマツの2021年4月の事業所採用を含めた新卒全体の定期採用人数は256名です。

 以下、新入社員に向けたメッセージ原文。

安全・健康第一に、グローバルに活躍しよう!

 

 「入社おめでとう。今日から、私たちの仲間になったことを心から歓迎したい。

 皆さん一人ひとりには、何よりも安全・健康第一で、コンプライアンスを徹底し、社会人人生を歩んで行ってもらいたい。

 企業を取り巻く環境は、DX化の推進や、気候変動やカーボンニュートラルなどのESG課題への取り組み、ウィズコロナ、アフターコロナの新しい時代への適応など、世界的に大きな変化の中にいる。このような環境下、コマツグループは世界中のお客さまの現場の価値創造を進め、業界のリーダーとして、新しいコンセプトや新しいビジネスモデル、新しい商品群を実現し、収益向上とESG課題解決の好循環により持続的成長を目指し、経済発展や環境等、社会に貢献していく。

 コマツグループは、共に働く仲間もグローバルに展開している。多様な文化を受け入れ、人脈を作り、専門技術力や独創力を培いながら、グローバルな人材能力を磨いてもらいたい。そしていろいろな機会に積極的にチャレンジすることで、さまざまな知識を身につけ、行動の範囲を広げていって欲しい。また、コマツの強みは、他社に先駆けたイノベーションへの取り組み、コマツウェイによる価値観の共有、そして、継続的な事業改革/構造改革で、これらの強みを体現する為に、いろいろな場に積極的に飛び込み、現場・現物・現実に基づいて問題点をしっかりと見つめ、自律的・継続的に改善・改革する現場力を身につけて欲しい。そして、言葉にしたことは必ず実行するという強い意志を持ちながら、自分自身の夢の実現に向けて強みを磨いてもらいたい。

 この度創立100周年を機にコーポレートアイデンティティーを体系化し、「ものづくりと技術の革新で新たな価値を創り、人、社会、地球が共に栄える未来を切り拓く」という存在意義と、「挑戦する」「やり抜く」「共に創る」「誠実に取り組む」という価値観を定義した。ブランドプロミスである

「Creating value together」の通り、次の100年に向けて共に新しい価値創出に挑戦していこう。」

  以上