建設機械出荷、2021年2月は1.5%増の2,034億円、4カ月連続の増加

 日本建設機械工業会が3月31日に発表した2021年2月の建設機械出荷金額によると、内需は6.2%減少の765億円、外需は6.9%増加の1,270億円となった。その結果、内需は2カ月連続の減少、外需は4カ月連続の増加となった。総合計では1.5%増加の2,034億円となり、4カ月連続の増加となった。

■内需は6.2%減の765億円、2カ月連続の減少

 内需について機種別に見ると、トラクタ20.9%増加の86億円、コンクリート機械4.9%増加の28億円、その他建設機械4.1%増加の59億円の3機種が増加したものの、他の6機種と補給部品が減少し、内需全体では6.2%の減少となった。

■外需は6.9%増の1,270億円、4カ月連続の増加

 外需について機種別に見ると、トラクタ41.2%増加の145億円、油圧ショベル14.2%増加の543億円、ミニショベル13.9%増加の241億円、道路機械26.3%増加の23億円、その他建設機械5.9%増加の151億円の5機種が増加した。地域別に見ると、オセアニアが7カ月連続の増加、欧州が5カ月連続で増加、中近東が4カ月連続で増加するなど、全9地域中7地域で増加し、外需全体では6.9%の増加となった。

■2月の油圧ショベル国内出荷台数は12.1%減の1,732台

 また、2月の国内出荷台数統計によると、ホイールローダ783台(前年同月比22.2%増加)、油圧ショベル1,732台(同12.1%減少)、ミニショベル2,237台(同0.5%減少)、クローラクレーン27台(同3.8%増加)、ラフテレーンクレーン116台(同15.3%減少)、アスファルトフィニッシャ35台(同:2.8%減少)――となった。

 2021年2月度建設機械出荷金額統計