CNH Industrial N.V.（CNHインダストリアル、ロンドン）：2021年3月26日
CNH Industrial N.V.（NYSE：CNHI / MI：CNHI）は本日、クリーンエネルギーの分野で英国を拠点とする急成長中の農業技術企業であるBennamann Ltd.（ベナマン）の少数株式の取得を完了したと発表しました。この買収により、CNHインダストリアルはベナマンの独占的な戦略的農業技術パートナーになります。
このパートナーシップは、生産性を向上させる持続可能な技術に投資するというCNHインダストリアルの長年の取り組みのさらなる証拠であり、農家に現実世界の利益をもたらします。さらに、この買収により、クリーンエネルギーへの取り組みが強化され、サーキュラーエコノミーを採用して顧客やより広いコミュニティに環境的および経済的利益をもたらす革新的なテクノロジーを通じて、農家が農業排出量を削減できるようになります。
Bennamannは、エネルギーに依存しない持続可能な農業への革新的な新しいアプローチが、幅広いアグリビジネスでの採用をどのように促進するかを積極的に示しています。このアプローチは、農場に必要なすべてのエネルギーを供給するために、動物廃棄物と組み合わせたオンサイトの再生可能エネルギー資源の使用を最大化し、農家が化石燃料から「エネルギー自立」することを可能にし、それによって運用コストを削減します。バイオガスと液体バイオ燃料の両方の商業的に実行可能なネットゼロカーボンエネルギー製品を、販売と流通のために動物の糞尿から供給し、農家に追加の収入源を生み出すことを目指しています。 また、製造された肥料などの人工的な投入を最小限に抑え、運用コストを削減し、汚染物質を削減することで、農地管理慣行の持続可能性を向上させます。さらに、これらのスケーラブルなソリューションは、初期の設備投資を削減することに重点を置いており、中小規模のアグリビジネスがシステムにアクセスしやすくなっています。
この「エネルギーに依存しない」アプローチは、現在、イングランド南西部の多くの農場でテストに成功しており、閉ループエネルギーシステムの実行可能性を示しています。 さらに、CNHインダストリアルは、農業機械の代替燃料についてベナマンと積極的に協力しています。
英国St Allen（セント・アレン）に本社を置くBennamannは、2011年に設立され、バイオメタンの力を解き放つことにより、地域のクリーンエネルギー革命を実現することに取り組んでいます。
＊リリース内容から「ですます調」で表記しています。