北興化学工業(本社:東京都中央区)は3月23日、北海道工場内に除草粒剤の新工場を建設すると発表した。
同社は、中期経営計画(HOKKO Value Up Plan 2030 1st Stage for Creation)において、『収益構造改革』、『造り方改革』、『働き方改革』の三つの改革を柱とし、企業価値向上と社会課題の解決に取り組んでいる。農薬事業においては、『造り方改革』の一環として製造原価低減のため、北海道工場内に新工場を建設し、除草粒剤の製造拠点を統廃合することにした。
新工場は、「高効率化・省力化・環境対策」をコンセプトとし、原料の投入や製品の包装・積込などの自動化設備を配置するとともに、脱臭能力を強化した洗浄塔など環境にも配慮した設備を備えている。また、同工場で、高拡散性粒剤等の付加価値の高い新製剤を生産し、市場に提供することで、農家におけるトータル生産コスト低減をサポートしていく。
<新工場(除草粒剤工場)の概要>
所在地:北海道滝川市北滝の川1470番地(北海道工場内)
建築面積:約2,965 m²
主要新築建屋:鉄骨造り4階建て、
延床面積:約 5,164 m²(予定)
主要生産設備:造粒ライン、包装ライン、製品倉庫など付帯設備
設備投資額:約32億円(建物、設備)
資金調達:自己資金
<スケジュール(予定)>
契約時期:2021 年4月
着工時期:2021年5月
竣工時期:2022年8月末
生産開始時期:2022年12月
<北海道工場概要>
所在地:北海道滝川市北滝の川1470番地
敷地面積:約 53,000 m²
工場開場:1970年2月14日