国際協力銀行(JBIC)、ナゴヤパッキング製造(愛知県)がタイで実施する自動車内装部品事業に融資

・中堅・中小企業による海外事業展開を支援

 国際協力銀行(JBIC)は3月16日、ナゴヤパッキング製造(本社:愛知県、榊原康洋社長)のタイ法人K2 Allied Component Ltd.(以下、K2)との間で、融資金額1,000千米ドル(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結したと発表した。融資は、三菱UFJ銀行との協調融資により実施するものであり、協調融資総額は1,500千米ドル相当。

 この案件は、K2がタイのラヨーン県において実施する、自動車内装部品等の製造・販売事業に必要な資金を融資するものであり、工場の増設及び機械設備導入に充てられる。

 ナゴヤパッキング製造は、自動車向け内装部品や工業用パッキングの製造・販売を行う中小企業であり、海外製造・販売拠点として2013年にK2を設立した。K2は、東南アジアにおける自動車需要の拡大に対応するため、タイでの事業拡大を図っている。融資は、こうしたナゴヤパッキング製造の海外事業展開への支援を通じて、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するもの。

 JBICは今後も、日本の公的金融機関として、東南アジア等の成長市場における中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を金融面から支援していく。

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