セーラー万年筆(本社:東京都墨田区)は3月5日、検討を進めていた広島工場(広島県呉市)敷地内に新工場棟の建設を正式決定したと発表した。
現在の文具事業部広島工場の工場棟については、竣工から70年以上経過した建物もあり老朽化が進んでいる。また、2018年7月に発生した西日本豪雨時に広範囲にわたり浸水し、操業が3週間停止した。
このような状況から、2020年に発行した第三者割当による第1回無担保転換社債型新株予約権付社債の資金などをもとに、自然災害に対する防災、従業員の働く環境の改善、生産性の向上、研究開発の強化を目的として、敷地内に分散している17棟のうち、12棟を集約した新たな工場棟を建設することにした。
なお、2020年12月18日に公表の「本店及び本社組織の移転に関するお知らせ」で公表していた文具事業部「天応工場」の呼称は今後「広島工場」とする。
<新工場棟の概要>
所在地 : 広島県呉市天応西条2-1-63(現広島工場敷地内)
延床面積:約4,800㎡
構造 :鉄骨造 地上2階建て
投資額:約16億8千万円
着工予定時期: 2021年11月
竣工予定時期: 2022年 7月
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