エヌアイシ・オートテック(東京本社:東京都江東区、富山本社:富山市流杉)は3月5日、富山県中新川郡立山町に工場用地を取得し、新工場「立山第2工場」(仮称)を建設すると発表した。
エヌアイシ・オートテックは、主力製品である「ALFA FRAMEⓇSYSTEM(アルファフレームシステム)」を活用し、FA装置(FA:Factory Automation/「自動化・省力化装置」)やクリーンブース等のクリーン装置のほか、マシンカバーや各種装置の架台・筐体等の構造物の設計・製作を行っている。
最近は、デジタル家電業界向けの大型で複雑な構造物や、小型ロボット専用アルミ架台等の需要が高まっている。このような大型構造物やアルミ架台等の製作については、組立作業を行う場所、及び完成品の一時保管場所等の有無によって、生産効率が大きく左右される状況に至っている。このような状況を踏まえ、業容の拡大を図る上でも生産工場及び完成品保管倉庫等の整備・充実が急務となってきていることから、新たに土地取得・新工場建設を決めた。
エヌアイシ・オートテックは、2017 年6月に立山事業所(富山県中新川郡)、2019年10月には愛知事業所(愛知県清須市)を新築しており、業容拡大に向けて積極的な設備投資を実施している。
富山県内の拠点は、流杉工場(富山県富山市)、立山工場(富山県中新川郡)、立山事業所(富山県中新川郡)の3拠点に、今回の新工場(富山県中新川郡)が加わり4拠点となる。
製造業各社では、今後のWith/Post COVID-19 のニューノーマル時代への変革に対応するべく、危機に強い継続性のある製造現場を作ることが最大のテーマとなっており、IoT・AI技術に加え、“5G+Edge”を活用した製造業のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進を加速化することにより、COVID-19 がもたらす危機を乗り越える強い製造現場への革新が求められている。
エヌアイシ・オートテックにおいても富山県内4拠点の連携強化によって、危機に強い製造現場を構築し、受注拡大を図るとともに、今後も更なる継続的な投資を推進していく。
<新工場の概要>
名称:エヌアイシ・オートテック株式会社 立山第2工場(仮称)
所在地:富山県中新川郡立山町
投資総額:約11億円(土地、建物及び建物付属設備、機械設備等)
敷地面積:10,118 ㎡
延床面積:約4,620 ㎡
構造:鉄骨造2階建
稼働開始年月 2022 年4月(予定)
土地取得相手先:非公表
建設工事発注先:大和ハウス工業株式会社