JCRファーマ、新型コロナウイルスワクチン原液新工場を建設、総工費116億円

 JCRファーマ(本社:兵庫県芦屋市)は3月4日、神戸市西区の「神戸サイエンスパーク」内に新型コロナウイスルワクチン原液の新工場を建設すると決定し、神戸市との間で市有不動産の約2万㎡の取得に係る土地売買契約公正証書を締結したと発表した。取得価格は約20億円。新工場は2021年7月着工、2022年10月竣工予定。総工費は約116億円を予定している。

 JCRファーマはアストラゼネカ社より新型コロナウイルスワクチンの原液製造を受託している。同ワクチンの製造について、アストラゼネカ社は厚生労働省令和2年度ワクチン生産体制等緊急整備事業として採択されており、現在のところJCRファーマにおける同ワクチンの原液製造は、既存の工場を整備して実施している。これに加えて、同事業の公募要項において少なくとも令和11年度末(2030年3月末)まではワクチン等を製造できる体制を確保することが要件となっていることから、新工場を建設するもの。

<新工場計画の概要>

所在地:神戸市西区 (神戸サイエンスパーク内)

敷地面積:19,991.17㎡(神戸市より約20億円で取得)

着工:2021年7月予定

竣工:2022年10月予定

規模:製造棟 地上1階建て、事務棟 地上3階建て

総工費:約116億円(予定)

 詳細は、ニュースリリース