昭和電線ホールディングス(本社:神奈川県川崎市)は2月25日、昭和電線ケーブルシステム(本社:神奈川県川崎市)の相模原事業所(神奈川県相模原市)において、電力事業の戦略製品である、高電圧電力ケーブル用コネクタ「SICONEX®」の生産ラインを一新し、生産能力を現行の1.5倍に増強することを決定したと発表した。投資総額は約20億円。2022年4月より順次稼働しながら2023年4月の完工を予定している。
近年、電力市場では、強靭化政策のもと、再生可能エネルギーへの移行や災害に強い分散型電力システムの導入および送電ネットワークの増強が進められており、さらには、老朽化による設備更新なども実施されている。同社SICONEX®は発電所や変電所などのケーブル接続工事に求められる、工期短縮、工事の省力化および簡素化を実現可能とし、耐震性にも優れることから需要は堅調に推移している。この活況な市場環境のなか、今後さらなる売上高拡大の継続が見込まれることから、同社はSICONEX®の生産能力を増強し、今後の需要増に応えていく。
今回の緒増強は、相模原事業所のSICONEX®生産ラインの設備増設を行い、さらには再配置によりラインを一新することで、①製造レイアウトの最適化、②物品管理のシステム化と自動搬送、③ロボット導入による自動化、により生産効率化を推し進め収益力向上を実現するもの。
今後、SICONEX®の生産能力増強をトリガーに、電力ケーブルや工事を含めたソリューションビジネスの売上高拡大をさらに加速させることで、電力事業において掲げる2026年度までの売上高目標300億円強をより確実に達成していく。
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