建設機械出荷、2021年1月は1.9%増の1,745億円、3カ月連続の増加

 日本建設機械工業会が2月26日に発表した2021年1月の建設機械出荷金額によると、内需は2.0%減少の718億円、外需は4.7%増加の1,027億円となった。その結果、内需は4カ月振りの減少、外需は3カ月連続の増加となった。総合計では1.9%増加の1,745億円となり、3カ月連続の増加となった。

■内需は2.0%減の718億円、4カ月ぶりの減少

 内需について機種別に見ると、トラクタ0.1%増加の73億円、道路機械9.0%増加の36億円、コンクリート機械5.4%増加の27億円、基礎機械19.5%増加の34億円、油圧ブレーカ圧砕機3.7%増加の15億円、その他建設機械12.6%増加の57億円の6機種と補給部品2.1%増加の102億円が増加したものの、他の3機種が減少し、内需全体では2.0%の減少となった。

■外需は4.7%増の1,027億円、3カ月連続の増加

 外需について機種別に見ると、トラクタ65.9%増加の105億円、油圧ショベル13.3%増加の420億円、ミニショベル7.2%増加の214億円、道路機械51.2%増加の23億円、コンクリート機械35.8%増加の1億円、基礎機械23.1%増加の3億円の6機種が増加した。地域別に見ると、オセアニアが6カ月連続の増加、欧州が4カ月連続で増加するなど、全9地域中6地域で増加し、外需全体では4.7%の増加となった。(増減は前年同月比)

■1月の油圧ショベル国内出荷台数は4.6%減の1,545台

 また、1月の国内出荷台数統計によると、ホイールローダ848台(前年同月比11.9%増加)、油圧ショベル1,545台(同4.6%減少)、ミニショベル1,885台(同7.5%増加)、クローラクレーン23台(同0.0%)、ラフテレーンクレーン106台(同31.6%減少)、アスファルトフィニッシャ44台(同:18.9%増加)――となった。

 2021年1月度建設機械出荷金額統計