タクマ、札幌市(西部スラッジセンター)向け下水汚泥焼却発電システムを受注

 ㈱タクマは2月16日、日本下水道事業団が発注し、札幌市に納入する「札幌市西部スラッジセンター2系焼却施設機械設備工事」(以下、「本工事」)を受注したと発表した。

 札幌市では、「札幌市下水道ビジョン2030」で目指す低炭素・循環型社会の実現に向け、省エネルギー設備の導入によるエネルギー使用量の削減や下水汚泥が有する未利用エネルギーの有効利用などを推進している。既設汚泥焼却炉の更新となる本工事に際して、タクマは、省エネ型焼却炉であるストーカ炉と発電設備による創エネを組み合わせた、省エネ・創エネ型の汚泥焼却発電システム(以下、「本システム」)を納入し、省エネルギーと下水汚泥の有効利用、さらには温室効果ガスの削減を実現する。

 全国では約300基の下水汚泥焼却施設が稼働している、下水汚泥の資源・エネルギーとしての有効利用ニーズはこれまで以上に高まっている。タクマにおける本システムの受注は全国で3件目、日本下水道事業団からの受注は初号機となる。これからも全国の施設へ本システムの積極的な提案を進め、持続可能な社会の実現に貢献していく。

<事業の概要>

発注者/納入先: 日本下水道事業団/札幌市

受注者:株式会社タクマ 

工事名:札幌市西部スラッジセンター2系焼却施設機械設備工事 

建設場所:札幌市手稲区手稲山口 

工事内容:汚泥焼却設備の設計・製作・据付工事・試運転

施設規模:100t/日×1炉(ストーカ炉)

発電出力:約200kW

契約金額:43億8,000万円(消費税抜き)

契約工期:2020年11月11日 ~ 2024年3月5日

 詳細は、ニュースリリース