・国内初ブルーシートの水平リサイクル「Revalue+」に向けて
JFEエンジニアリング(本社:東京都千代田区)のグループ会社であるJ&T環境(本社:神奈川県横浜市)と、萩原工業(本社:岡山県倉敷市)は1月26日、廃ブルーシートから再びブルーシートを製造する「Revalue+」※1の事業化を目指し、業務提携を行ったと発表した。
現在、廃ブルーシートはその多くが焼却処理されており、一部のマテリアルリサイクル※2されている再生ペレット※3についても、再生ペレットの品質の問題からブルーシートの原料とはならず、カスケードリサイクル※4されている。そのような中、SDGs(持続可能な開発目標)の実現や、廃プラスチックによる環境汚染問題の解決へのアプローチとして、カスケードリサイクルを超えた水平リサイクル※5への関心が、昨今急速に高まっている。
今回、ブルーシート生産量国内最大手の萩原工業と、廃棄物の回収ネットワークとリサイクル技術を有するJ&T環境は、国内初の廃ブルーシートの水平リサイクル「Revalue+」の実現に向けて取組みを開始する。ブルーシートの循環スキームを段階的に構築し、廃ブルーシート5,000t/年を「Revalue+」の対象物として回収、リサイクルすることを目標とする。
両社はこの活動を通じ、CO₂排出量削減と天然資源の使用量抑制に貢献し、SDGsへの取組を今後更に強化していく。
※1 「廃ブルーシートのリサイクル原料からブルーシート製品を製造すること」をJ&T環境と萩原工業でネーミングしたもの
※2 製品を原料として再生利用(リサイクル)すること
※3 粒状の樹脂
※4 品質の低下を伴うリサイクルシステム
※5 使用済み製品が資源となりまた同じ製品として生まれ変わるリサイクルシステム。廃ペットボトルのボトルtoボトルリサイクルなどがこれにあたる
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