クボタ、北海道岩見沢市における農業分野へのローカル5G活用の実証実験への参画

 ㈱クボタは1月21日、東日本電信電話㈱北海道事業部を実証代表者とする「岩見沢市スマート・アグリシティ実証コンソーシアム」(以下、コンソーシアム)の構成員として、総務省及び農林水産省より受託したローカル5Gの農業分野への活用に向けた実証実験に参画すると発表した。

 実証実験は複数の分野にわたるが、クボタはローカル5G*を用いたトラクタやコンバインの遠隔監視制御等の分野で、機材の提供を通して遠隔監視制御と共に将来的な自動運転の実用化に向けた課題抽出やその解決策の検討などを担っていく。また、ローカル5G等を用いた農業用排水路の水位の遠隔監視も行う。

 *ローカル5Gとは敷地内をカバーエリアとして、事業者が独自にエリア構築・運営が可能な5Gネットワークです。高速大容量・低遅延・多接続といった特徴がある。

 国内農業においては農業従事者の高齢化に伴う離農が進んでいる。その一方で離農農家から農地を委託されるなど、担い手農家への農地の集積も進んでいる。その中で農業を持続するために、生産性向上やほ場面積拡大への対応として農業機械の自動運転、関連作業を含めた省力化などへの期待が高まっており、「スマート農業」の社会実装が不可欠となっている。また、近年、異常気象などによる自然災害が増大し、ICTを活用した防災、減災が求められている。

 詳細は、ニュースリリース