国際協力銀行(JBIC)、遠藤製作所(山形県)がベトナムで実施する各種精密機械部品事業に融資

・成長投資ファシリティにより、中堅・中小企業による海外事業展開を支援

 国際協力銀行(JBIC)は1月15日、㈱遠藤製作所(本社:山形県、遠藤 聡社長)のベトナム法人ENDO VIETNAM COMPANY LIMITED(以下、EV)との間で、融資金額700千米ドル(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結したと発表した。融資は「成長投資ファシリティ」を活用し、七十七銀行との協調融資により実施するものであり、協調融資総額は1,000千米ドル相当となる。

 この案件は、EVがベトナムのハノイ市において実施する各種精密機械部品の製造・販売事業に必要な資金を融資するもの。

 遠藤製作所は、主にプリンター部品、産業用ロボット部品及び工作機械部品等の各種精密機械部品の製造・販売を行う中小企業であり、2012年に、海外製造・販売拠点としてEVを設立した。EVは、経済成長等を背景に需要拡大が見込まれるベトナムにおいて事業拡大を図っている。融資は、こうした遠藤製作所の海外事業展開への支援を通じて、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するもの。

 JBICは今後も、日本の公的金融機関として、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じ、ベトナム等の成長市場における中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を金融面から支援していく。

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