鍛圧機械、2020年12月の受注は4.1%減の233.1億円、22カ月連続マイナス

 日本鍛圧機械工業会が1月13日に発表した2020年12月の鍛圧機械受注総合計は、233.1億円、前年同月比4.1%減となった。22カ月連続で前年割れとなったが、特にプレス系機械の輸出での回復の兆しがみられる。全世界的にコロナ禍の収束は見通せず経済回復の不透明感が続いているが、中国を中心に自動車のEV化関連、大統領選後の北米での投資活発化を期待としている。

 機種別によるとプレス系機械は99.6億円、前年同月比11.6%増。小型プレスが16.2%減、中型プレスは15.4%増で、大型プレスも2.8倍増、超大型プレスが50.5%減。油圧プレスは15.3%減で、フォーミングも15.6%減、自動化安全装置は96.1%増。板金系機械は75.4億円の前年同月比12.3%減。パンチング゙は4.2%増、レーザ・プラズマも3%増だが、プレスブレーキは35%減。

 国内は95.8億円で前年同月比16.6%減。一般機械が27.3%増、鉄鋼・非鉄金属も7.1%増となったが、金属製品が22.6%減、電機も28.4%減、自動車も17.8%減。

 輸出は79.1億円で前年同月比31.2%増。韓国・台湾向けは34%増、中国向けも41.7%増、インド向けが3倍増、北米向けも2.4倍増で、欧州向けは34.1%減となった。

 グラフは、ニュースリリース