鍛圧機械、2020年(暦年)受注額は29.9%減の2,292億円、2年連続で減少

 日本鍛圧機械工業会が1月13日に発表した2020年(暦年)の受注金額は2,292億円で前年度同期比29.9%減となり、2年連続で前年を下回った。プレス系・板金系ともに落込みが大きく、要因としてはコロナ禍による世界規模での設備投資意欲の低下が大きいといえる。内外を問わず、移動の制限もあり、サービス系も16.4%減となった。

 機種別によると、プレス系は844億円で前年同期比35%減。機械プレス全体で35.5%減、油圧プレスが20.2%減、フォーミング゙は42.8%減、自動化・安全装置も32.3%減となった。

 板金系は745億円で前年同期比34.1%減。レーザ・プラズマが37%減、プレスブレーキは30.6%減、パンチングも34.7%減となった。サービスは703億円、前年同期比16.4%減となった。

 国内:業種別国内向けは982億円で前年同期比31.9%減。自動車は46.7%減、金属製品製造業が20.2%減、一般機械38.3%減、電機10.5%減、鉄鋼・非鉄金属も40%減となった。

 輸出:地域別輸出向けは607億円で前年同期比38.5%減。中国向けは0.8%増だったが、北米向けは57.4%減、東南アジア向け67%減、欧州向け43.8%減、韓国・台湾向け42.3%減、インド向けも7.2%減となった。

 グラフは、ニュースリリース