国際協力銀行(JBIC)、住友商事~コマツによるモンゴル向け建設機械輸出を支援

・輸出クレジットラインに基づく個別貸付契約を締結

 国際協力銀行(JBIC)は12月25日、モンゴル政府との間で、2013年6月に設定した輸出クレジットラインの下で、融資金額約6億円(JBIC分)を限度とする個別貸付契約を24日に締結したと発表した。融資は、三菱UFJ銀行(幹事行)との協調融資によるものであり、協調融資総額は約13億円。民間金融機関の融資部分に対しては、日本貿易保険(NEXI、リリース)による保険が付保される。

 この融資は、モンゴル法人Erdenes Mongol LLCが、住友商事よりコマツ製建設機械及び役務を購入するために必要な資金を、モンゴル財務省経由で融資するもの。

 日本及びモンゴル両国政府間では、2016年6月に発効した「日・モンゴル経済連携協定(EPA)」に基づく協議が継続的に行われており、貿易の促進を含む互恵的な経済連携の一層の深化が期待されている。また2017年3月に両国政府間で署名された「戦略的パートナーシップのための日本・モンゴル中期行動計画」では、同クレジットラインの適切な活用が謳われている。今回の融資はこうした両国の施策に合致するものであり、また、日本からの輸出促進を通じてモンゴル経済の発展及び日本の産業の国際競争力の維持・向上にも貢献するもの。

 JBICは今後も、日本の公的金融機関として、モンゴルをはじめとする諸外国において、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じ、日本企業による機械設備等の輸出や海外事業展開を金融面から支援していく。

 ニュースリリース