井関農機、タイ販売代理店IST社を連結子会社化、出資比率を81%に引き上げ

・アセアン事業展開を加速

 井関農機は12月14日、タイにおける販売代理店IST社(IST Farm Machinery Co., Ltd.)に対し、三菱商事とともに増資し、同社株式の一部譲渡を両社間で実施した結果、出資比率は20%から81%に変更され、IST 社は井関農機の持分法適用関連会社から連結子会社となったと発表した。

 井関農機は、2013年に三菱商事と合弁で販売会社 IST社を設立し、アセアン事業の拡大を図ってきた。今回、両社による増資のうえ、井関農機は三菱商事から IST社株式の一部を譲受した。これにより井関農機による生産から販売まで一貫したオペレーションを可能とする。

 また今後は IST社と井関農機アセアン事業の営業・サービス拠点でもある「ISEKI (THAILAND) Co.,Ltd.」との機能集約・合理化を図り、サービス体制も強化していく。井関農機が長年培った農業、農業機械に関する知見をフルに活用し、アセアン事業展開の加速を図っていく。

<IST社概要>(2020年12月14日現在)

名称:IST Farm Machinery Co., Ltd.

所在地:タイ王国バンコク都

代表者の役職・使命:代表取締役 社長 鈴木務

事業内容:卸売業・小売業・農業機械販売

資本金:369百万THB

設立年月:2013年10月

大林主及持株比率:井関農機81%、三菱商事19%

<出資比率の変更について>

出資比率变更前 井関農機出資比率:20%

出資比率变更後 井関農機出資比率:81%

出資比率变更日:2020年12月14日

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