国際協力銀行(JBIC)、ミック電子工業(東京都)がタイで実施する自動車部品事業に融資

・成長投資ファシリティにより、中堅・中小企業による海外事業展開を支援

 国際協力銀行(JBIC)は12月11日、ミック電子工業(本社:東京都、宮田宗親社長)タイ法人MIK ELECTRONIC CORPORATION (THAILAND) LTD.(以下、MECT、拠点・アクセス参照)との間で、融資金額2,100千米ドル(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結したと発表した。融資は「成長投資ファシリティ」を活用し、民間金融機関との協調融資により実施するものであり、協調融資総額は3,000千米ドル。

 この案件は、MECTがタイのパトゥムターニー県において実施する、自動車部品の製造・販売事業に必要な資金を融資するものであり、工場の増設に充てられる。

 ミック電子は、自動車部品、OA機器、家電製品等に用いられるスイッチの製造・販売を行う中小企業であり、海外製造拠点としてMECTを設立した。MECTでは、従来のスイッチ製造に加え、日本国内の自動車部品の需要に対応するために事業拡大を図っている。融資は、こうしたミック電子の海外事業展開への支援を通じて、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するもの。

 JBICは今後も、日本の公的金融機関として、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じ、中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を金融面から支援していく。

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