キャタピラージャパン、後方小旋回機の小型次世代油圧ショベル「Cat 315 GC 油圧ショベル」を発売

 キャタピラージャパン合同会社は12月10日、Cat 315 GC 油圧ショベル(運転質量㎏13 2 00、バケット容量 0.52㎥)を2020年12月10日より発売を開始すると発表した。標準販売価格 (販売標準仕様、工場裸渡し、税別)は、18,343,000円。

 今回発売する315 GCは、旋回幅3.96mと優れた狭所作業性能を発揮し、スペースのない市街地などで活躍する。また、尿素水不要でオフロード法2014年基準に適合する。

 今年6月に発売した12~13トンクラスの次世代小型油圧ショベル 313GC、313、315にこの315 GCを加えることで小型油圧ショベルのラインナップが充実し、顧客の業種や現場に合わせて最適なマシンを選択することが可能となる。

■Cat 315 GCの主な特長は次のとおり。

・0.5㎥クラスの一般土木作業用に必要な掘る・積む・均すといった機能・性能に特化したシンプルな設計。ショベルクレーン仕様も用意し、現場での吊り作業が安全に行え、作業効率がアップする。

・エンジン定格出力や油圧馬力の向上と電子油圧制御による作業負荷に応じた最適制御により、生産性向上と燃費低減を両立。作業負荷に応じてエンジン回転数や油圧馬力を自動調整するスマートモード搭載により、燃料消費量15%低減(*)を実現している。

・パワーモード、スマートモードが選択可能。作業に応じたスピードとパワーを選ぶことができる。モードの切り替えはキャブ内スイッチで行えるので、好みのモードを簡単に選ぶことができる。

・尿素SCRを使わずに最新の排出ガス規制に対応。現場の管理コスト削減にも寄与する。

・作動油リターンフィルタの交換間隔拡大や、エアフィルタの寿命を2倍にするなど、電子化や部品の長寿命化によりメンテナンスコストを最大25%削減している。

・標準装備のROPSキャブ、ピラー形状変更などによる視認性を40%改善。

・315 GCは後方小旋回機に求められる寸法、作業範囲、作業性能を兼ね備え、さらに生産

性と安全性を向上している。

 GC Web ページ:https://www.cat.com/ja_JP/products/new/equipment/excavators/small ex cavators/106160.html