三井E&Sマシナリー、コンテナ用ヤードクレーンの累計出荷が1,500台

 ㈱三井E&Sマシナリーは12月7日、大分運搬機工場(大分市)が、マレーシア・ウエストポーツ社向けにコンテナ用ヤードクレーン「トランステーナ®」4基をこのほど出荷し、1968年の初号機より数え、累計出荷台数1,500台を達成したと発表した。

 三井E&Sマシナリーは、1961年にコンテナクレーンのパイオニアである米国PACECO CORP.と技術提携し、1968年(昭和43年)に神戸港摩耶埠頭に日本初のコンテナ用ヤードクレーンを納入、その後1988年に米国PACECO CORP.を買収し、以来コンテナ物流事業のグローバル展開を図っており、1996年に累計500台、2010年に累計1000台の出荷を達成している。

 一方、岸壁クレーン「ポーテーナ®」は、1967年(昭和42年)に日本初となる初号機を納入後、2019年に累計400台の出荷を達成している。(現時点で累計418台)

 大分運搬機工場は、2003年4月に岡山県玉野事業所から移転後、年間に岸壁クレーン36基、コンテナ用ヤードクレーン70基を連続生産する能力を有し、国内外のコンテナターミナルへ出荷できる工場として稼働している。

 近年、コンテナターミナルの新設や増設だけでなく、遠隔化・自動化の開発も進んでいる。三井E&Sマシナリーは省エネ型、完全電動型などの各種クレーンや、コンテナターミナルマネジメントシステムの提供に加え、遠隔自動運転クレーンの開発も強化している。今後もアフターサービスを含めたコンテナターミナルのトータルシステム企業として事業展開していく。

 ニュースリリース