国際協力銀行(JBIC)、大同メタル工業がロシアで実施する自動車用軸受事業に融資

・成長投資ファシリティにより、日本企業の海外事業展開を支援

 国際協力銀行(JBIC)は11月30日、大同メタル工業との間で、融資金額500百万円の貸付契約を締結したと発表した。融資は、「成長投資ファシリティ」を活用し、佐賀銀行との協調融資により実施するもので、協調融資総額は1,000百万円。

 この案件は、大同メタル工業のロシア法人DAIDO METAL RUSSIA LLC(以下DMR)が行う、自動車用軸受の製造・販売に必要な資金を融資するもの。

 大同メタル工業は、自動車や船舶のエンジンに用いられるすべり軸受の世界トップシェアを誇り、同製品の製造・販売をグローバルに展開している。同社は、2007年に設立したDMRを通じて、ロシア国内の自動車用軸受の拡販に加え、中東及びヨーロッパ圏への販路拡大を図っている。融資は、こうした大同メタル工業の海外事業展開を支援することで、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するもの。

 JBICは今後も、日本の公的金融機関として、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じて、日本企業の海外事業展開を金融面から支援していく。

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