日本建設機械工業会が11月30日に発表した2020年10月の建設機械出荷金額によると、内需は17.5%増加の869億円、外需は15.0%減少の1,039億円となった。その結果、内需は6カ月ぶりの増加、外需は15カ月連続の減少となった。総合計では2.8%減少の1,908億円となり、13カ月連続の減少となった。
■内需は17.5%増の869億円、6カ月ぶりの増加
内需について機種別に見ると、トラクタ1.6%増加の132億円、油圧ショベル24.5%増加の270億円、ミニショベル20.7%増加の82億円、建設用クレーン50.1%増加の110億円、道路機械41.4%増加の42億円、基礎機械14.6%増加の25億円、油圧ブレーカ圧砕機21.4%増加の16億円、その他建設機械7.0%増加の67億円の8機種と補給部品5.0%増加の111億円が増加し、内需全体では17.5%の増加となった。
■外需は15.0%減の1,039億円、15カ月連続の減少
外需について機種別に見ると、ミニショベル26.9%増加の215億円、コンクリート機械14.5%増加の1億円、基礎機械254.6%増加の7億円の3機種が増加したものの、その他6機種と補給部品が減少した。
地域別に見ると、中国が2カ月連続の増加、オセアニアが3カ月連続の増加、欧州が13カ月振りの増加の3地域が増加したものの、その他6地域が減少し、外需全体では15.0%の減少となった。
■10月の油圧ショベル国内出荷台数は37.8%増の2,600台
また、10月の国内出荷台数統計によると、ホイールローダ1,096台(前年同月比8.9%減少)、油圧ショベル2,600台(同37.8%増加)、ミニショベル2,785台(同31.8%増加)、クローラクレーン26台(同73.3%増加)、ラフテレーンクレーン70台(同94.4%増加)、アスファルトフィニッシャ29台(同:26.3%減少)――となった。