安川電機、多用途適用型小型ロボットMOTOMAN-GP4を販売開始

・小型ロボットのラインアップ強化により、多様化するお客さまニーズへの対応力を向上

 ㈱安川電機は11月30日、主に電気・電子部品を始めとした3C(コンピューター・家電製品・通信機器)市場などの一般産業分野における小型部品の組立工程や搬送工程などに最適な多用途適用型小型ロボットMOTOMAN-GP4(可搬質量4kg、最大リーチ550mm)を販売開始すると発表した。

 安川電機は、溶接、ハンドリング、組立て、塗装、液晶パネル・半導体ウエハ搬送など、アプリケーション別に最適なロボットを次々に商品化し、市場に投入してきた。近年は、生産年齢人口が減少し深刻化する労働力不足を背景に、自動車産業以外の一般産業分野でもロボットを活用した自動化での生産性向上や製造コスト削減が強く求められている。さらに、コロナ禍における自動化・省力化ニーズの加速といった時代の要請も相まって、特に3C市場において自動化のニーズが高まっている。

 販売開始する多用途適用型小型ロボットMOTOMAN-GP4は従来より要望が多かった可搬質量が4kgの6軸小型ロボットで、一般産業分野での小型部品の組立てや搬送、箱詰め、仕分け、検査といった工程を主なターゲットとしている。

 安川電機は、長期経営計画「2025年ビジョン」で「新たな産業自動化革命の実現」を掲げ、製品による自動化に加え、生産現場の視える化などデジタルデータソリューションによって生産性の向上や止まらないラインを実現するソリューションコンセプト「i3-Mechatronics」を提唱している。

 これまで安川電機が提供してきた超小型ロボットの「MotoMINI」や、水平多関節型スカラロボット「MOTOMAN‐SGシリーズ」を含めた小型ロボットのラインアップ強化により、多様化する一般産業分野の顧客のニーズに応えるとともに「i3-Mechatronics」の提案力を強化する。

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