・植物工場向け人工光型植物栽培装置開発を手掛ける㈱プランテックス
㈱クボタは11月30日、人工光型植物栽培装置及び、植物成長管理システムの開発を手掛ける日本のスタートアップ企業「株式会社プランテックス」(本社:千葉県柏市、代表取締役社長:山田 耕資、以下「プランテックス」)に出資したと発表した。クボタはプランテックスへの出資を通じ、食料生産の効率化と供給安定化に貢献する。
クボタは、社外パートナーの連携によるオープンイノベーションの推進部門として、昨年6月に「イノベーションセンター」を立ち上げ、国内外のスタートアップ企業への出資や、協業交渉などを進めている。
今回、クボタは、異常気象等の外部環境に左右されることなく、安定的で高い生産効率を実現する「人工光型植物工場」に着目し、この分野で先進的技術を用いて人工光型植物栽培装置の開発を行っているプランテックスに出資することにした。
プランテックスが開発する人工光型植物栽培装置は、栽培棚ごとに独立した密閉方式で、各段の栽培環境を精密・均一に制御できるので、一般的な人工光型植物工場に比べて、高い栽培面積あたり生産性を実現している。プランテックスは今回の調達資金でマザー工場を建設し、工場規模でも効率的かつ安定的な生産が可能であることを実証していく。
クボタは今回の出資により、プランテックスとの連携を強め、人工光型植物工場の事業化を共に推進することで、食料生産の効率化・供給安定化の実現に貢献していく。