東洋エンジニアリングの国内子会社であるテックプロジェクトサービス(TPS、本社:千葉県習志野市)は11月27日、味の素が東海事業所で計画している中分子医薬品(核酸医薬品およびペプチド医薬品)原薬新工場建設工事を受注したと発表した。TPSは同プロジェクトの基本計画段階から参画し、原薬工場一式の設計、機器資材調達、建設工事、試運転までのEPC業務を一括請負で実施する。
TPSは医薬分野を中核事業の1つに位置づけ、近年特に成長が期待される中分子・バイオ医薬品製造工場の計画段階から建設まで積極的に取り組んでいる。
プロジェクトは、次世代医薬品として注目を集めている核酸医薬品およびペプチド医薬品の原薬を製造する国内最大規模の工場を建設する。これにより、味の素独自の液相合成技術“AJIPHASE®”による核酸医薬品およびペプチド医薬品の生産能力拡大を通じ、バイオ医薬品受託開発製造を担う味の素バイオファーマサービス(Ajinomoto Bio-Pharma Services)の事業拡大を実現する。
TPSは今後も核酸医薬品/ペプチド医薬品/バイオ医薬品を始めとする次世代医薬分野への取り組みを進め、ビジネス拡大を図っていく。
<受注概要>
客先:味の素株式会社
受注者:テックプロジェクトサービス株式会社(TPS)
建設地:三重県四日市市
対象設備:中分子医薬品原薬工場
役務内容:基本設計、調達、工事 一括請負
完成予定:2022年3月