・成長投資ファシリティにより、中堅・中小企業の海外事業展開を支援
国際協力銀行(JBIC)は11月20日、19日、㈱トピア(本社:三重県、佐々木英樹社長)の中国法人拓彼亜机機科技(常熟)有限公司(以下、TPCS、海外拠点)との間で、融資金額4,900千米ドル (JBIC分)を限度とする貸付契約を締結したと発表した。融資は、「成長投資ファシリティ」を活用し、三菱UFJ銀行との協調融資により実施するものであり、協調融資総額は7,000千米ドル相当。
この案件は、TPCSが自動車部品の製造・販売を行うために必要な資金を融資するものであり、同社向けの融資としては、トピアを通じて行った2016年3月*2および2018年3月*3の融資に続くもの。
トピアは、1973年に設立されたプレス金型設計製作・板金試作加工等を行う中小企業であり、自動車等の試作品や試作部品につき、設計から加工・製作・組立までトータルでサポートしている数少ない企業。同社は、世界最大の自動車市場を有する中国において、2015年にTPCSを設立し、中国での更なる事業拡大を図っている。融資は、こうしたトピアの海外事業展開への支援を通じて、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するもの。
JBICは今後も、日本の公的金融機関として、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じ、中国等の成長市場における中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を金融面から支援していく。