SMCが11月13日に発表した2021年3月期第2四半期(4~9月)連結業績は、売上高は251,993百万円(前年同期比4.7%減)となり、主に減収と対ドルでの円高の影響から営業利益は65,045百万円(同11.5%減)となった。為替差損が前年同四半期に比べ大幅に減少したことなどから経常利益は68,272百万円(同6.4%減)、税金等調整前四半期純利益は67,843百万円(同7.0%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は46,281百万円(同13.7%減)となった。自己資本四半期純利益率(ROE)は、前年同期に比べ0.8ポイント低下して3.6%となった。(数値表記は原文尊重)
4~9月期は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大による世界経済への打撃が深刻さを増す中、米中間の摩擦にも緩和の兆しが見えず、先行き不透明感が一層強まり、幅広い業種において設備投資を手控える動きが続いた。
自動制御機器(空気圧機器)の需要は、半導体関連は中国で好調が続いたが、他の地域では伸び悩んだ。自動車関連及び工作機械関連は中国では好調だったが、北米、欧州、日本など他の地域では低迷が続いた。医療機器関連は中国で大幅に伸びたほか、食品機械関連は全般的に堅調だった。
■2021年3月期の見通し
2021年3月期連結業績予想は、10月30日付けで下記の通り修正している。
売上高4,800億円(前期比8.7%減)、営業利益1,160億円(同20.7%減)、経常利益1,250億円(同21.1%減)、親会社株主に帰属する当期純利益865億円(同21.7%減)
通期の平均為替レートは、1米ドル=105円(前回発表予想 106円)、1ユーロ=121円(同116円)、1人民元=315円(同15円)。
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