ヤマザキマザック(愛知県大口町)は11月13日、CNC旋盤「QTE シリーズ」を開発、販売を開始すると発表した。
QTEシリーズは自動車部品をはじめとする中小型部品の加工に適したCNC旋盤。ビルトインモータ式主軸を採用し、高回転域でも安定した加工面品位を実現。さらに 熱変位制御機能の搭載により、さまざまな環境下においても高い加工精度を維持する。また コンパクトな機械サイズに加えて切屑搬出装置の背面配置に対応したことで、省スペースな自動化システムの構築を可能としている。
QTEシリーズに搭載するCNC装置には「MAZATROL Smooth Ez」と「MAZAK FZ」 の2タイプを用意、顧客のニーズに合わせて選択が可能。
「MAZATROL Smooth Ez」は同社独自の対話型CNC装置「MAZATROLシリーズ」の 新型エントリーモデル。「15インチタッチパネル」を採用、表示画面の各種カスタマイズも可能とし、すぐれた操作性を実現している。またプログラムの作成・修正を容易にするクイックマザトロール機能や、オフィスPC上の CAD/CAM ソフトウェアとの連携機能など、 生産性向上をサポートするさまざまな機能を搭載している。
「MAZAK FZ」はGコードによるプログラミングに対応したCNC装置であり、従来モデルに比べプログラムのメモリ容量増大など基本性能の強化に加えて、操作性・保守性も向上している。
対象ワークサイズの異なる「QTE 100 SG」と「QT E 200 SG」の2機種を展開し、11月 16日より開催される「JIMTOF 2020 Online」に出展、同日販売を開始する。
画像:QTE シリーズ QTE 200 SG外観
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