油研工業が11月12日に発表した2021年3月期第2四半期(4~9月)連結業績によると、売上高は103億3千6百万円(前年同期比21.4%減)、営業利益は7千8百万円(同87.4%減)、経常利益は1億4千4百万円(同68.7%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1億6千1百万円(同35.9%減)となった。
4~9月期における国内経済は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、個人消費や企業活動が急激に停滞し、緊急事態宣言解除後の経済活動の再開に伴い、回復の兆しがみられたものの、依然として厳しい状況で推移している。世界経済も経済活動が再開され、回復基調は見られるものの、新型コロナウイルス感染症は、世界的な収束の目途は見えず、先行きは極めて不透明な状況となっている。
油研工業グループでは、中長期の持続的な成長を目指す取り組みとして、3ヵ年計画の中期経営計画「3G Action2021~Challenge the Next Stage~ 」を2019年度からスタートさせ、この期間を次の10年に向けた更なる飛躍のための成長フェーズとして位置づけ、海外展開の着実な推進とグループ総合力を活かした生産力の強化に取り組んでいる。
具体的には、①今後、旺盛な油圧需要の捕捉が期待できるインド、北米、東南アジア地域での拡販体制の確立と戦略製品の開発、②日本およびインド、台湾、中国の海外生産拠点の連携強化によるグローバルな最適生産体制の構築などを通じて、油研工業グループとしての競争力を一層強化し、環境変化の中でも利益成長できる油圧総合メーカグループを目指していく。
■連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
2021年3月期通期の連結業績予想については、総体として設備投資は弱含みで推移するものの、中国市場向け需要が引き続き堅調に推移するものと想定し、11月9日に下記のとおり連結業績を修正した。
売上高210億円(前回予想220億円)、営業利益1億円(同0)、経常利益3億円(同1億円)、親会社株主に帰属する当期純利益3億円(同1億5千万円)。
なお、業績予想の前提となる為替レートは1US ドル105 円を前提としている。
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