日本鍛圧機械工業会は11月9日に発表した2020年10月の鍛圧機械受注総合計は、170.0億円、前年同月比35.9%減、連続前年割れも20カ月となった。国内外共に大型設備投資案件は低調で、回復の兆しは見えてこない。コロナ禍の収束は見通せず、経済回復の不透明感が続いているが、自動車販売が中国では前年超え、欧米も復活の兆しがあり、設備投資の回復に向かうことを期待するとしている。
機種別によると、プレス系機械は62.5億円、前年同月比53.5%減。小型プレスは94.6%増、中型プレスも28.2%増だが、超大型プレスは94.6%減。油圧プレスは3.2倍増だが、フォーミング31.9%減、自動化安全装置も25.0%減。板金系機械は50.0億円、前年同月比24.6%減。レーザ・プラズマが23.2%減、プレスブレーキ29.9%減、パンチングも19.3%減となった。
国内は65.3億円、前年同月比34.9%減。一般機械は3.5%増、電機も2.4%増だが、自動車は85.4%減、金属製品製造業8.3%減、鉄鋼・非鉄金属も17.3%減となった。
輸出は47.1億円、前年同月比53.0%減。欧州向けは31.7%増だが、中国向けが51.3%減、北米向け76.3%減、東南アジア向け46.1%減、韓国・台湾向け2.4%減、インド向けも53.5%減となった。
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