・ウィズコロナ対応向けに、安心・安全、高除菌効果製品で除菌水市場に本格参入
㈱IHIとグループ会社の㈱IHIアグリテック(千歳本社:北海道千歳市、松本本社:長野県松本市)は11月5日、細菌・ウイルスの除去が出来る新しい除菌水を開発し、除菌水市場に本格参入すると発表した。その第一弾として安心・安全で高い除菌効果を有する除菌水「Re:Clear(リクリア)」の販売を開始する。両社は感染制御機器としてオゾン関連製品等において長年にわたり医療機関他に多数の販売実績がある。
昨今、新型コロナウイルス感染拡大により、公衆衛生への意識が高まっており、身の回りの物等への除菌処理の機会が圧倒的に増えていることから、高い除菌効果と人体にも物・環境にも優しく安心して使える除菌水が望まれている。
オゾン水は、残留性がなく安心して使える除菌水ですが、オゾンガスがすぐに分解してしまうため保存することができず、製造装置がある場所でしか使用することができなかった。そこで、IHIでは、独自のファインバブル(ナノサイズの泡)製造技術を用いて、超高濃度オゾンガスを水に溶解させることで、高い除菌能力を保持したまま、ボトルでの長期保存を実現することで流通を可能にした、新しい除菌水の開発に成功した。
同技術により新しい生活様式におけるお役立ちとして、高い効果と安心・安全を両立させた新しい除菌水「Re:Clear(リクリア)」は、アルコールとも従来の塩素系除菌剤とも異なり、刺激臭がなく(消毒臭がしない)、べたつかず、手に触れても荒れることがない。また、残留物がゼロなので、スプレー後にそのまま乾燥させても水滴の跡が残らない。
新除菌水の不活化試験では、一般細菌から真菌、ウイルス、芽胞まで幅広い除菌効果を示し、コロナウイルスが属するエンベロープウイルスだけでなく、消毒剤に対して抵抗性のあるノンエンベロープウイルスに対しても有効であることを確認済み。また、新型コロナウイルスついても試験を実施中。
製品は、まずは除菌およびウイルス対策などを必要とする医療施設、介護施設、食品加工業をはじめとした施設や、車輛・バス・航空機などの公共交通機関、オフィス・工場などのセキュリティ分野などにおける感染拡大対策として幅広く販売し、発売後1年間で約100万本を販売する計画。また、今後、ウィズコロナ時代の標準的な公衆衛生対策ツールとなるよう市販も含め販売先を拡大していくほか、大学や外部研究機関と共同研究を行い、様々な対象物でのウイルス付着状況に応じた反応条件やデバイス検討を進めながら、 安全面、機能面でさらに進化したウイルス対策製品の開発と市場への投入を目指す。
■除菌水「Re:Clear(リクリア)」:IHI独自のファインバブル技術(ナノサイズの泡)を用いて超高濃度オゾンガスを溶解させた水。高い除菌能力を保持しながら、ボトルによる6ヶ月の長期保存が可能。製造装置が不要のため、使用場所、使用環境を選ばずスプレーで使用可能。ウイルスや菌などと反応した後は水に戻るため、廃棄が容易。残留物ゼロで腐食リスクが極めて低い。すすぎ不要で水滴の跡も残らない。手荒れするリスクが極めて低く肌にやさしい。
詳細は、ニュースリリース
コメントを投稿するにはログインしてください。