電子部品のエノモト、約31億円投じ津軽工場内に生産工場、スマホ関連など成長見込む

 リードフレーム、オプトデバイス、コネクタなど電子部品を事業の柱とする㈱エノモト(本社:山梨県上野原市)は10月29日、津軽工場(青森県五所川原市)の敷地を活用し増築すると発表した。

 津軽工場は、操業開始以来プレス加工及び射出成型加工を手がけており、リレー用部品、LED用リードフレーム、狭ピッチコネクタ部品の製造及び販売を行ってきた。中でも、特に狭ピッチコネクタ部品は最先端の技術要求に対応した製品を多く生産している。

 近年、スマートフォンやウェアラブルデバイス向け部品の比率が増加している。日本製部品は高度な技術力と信頼性の面から、それらの分野で確固たる優位性を保持していることから、これらの受注は今後も更なる成長が見込まれている。

 津軽工場は、世界最高水準の超微細プレス及び樹脂成形加工技術を保持するばかりではなくメッキ加工設備も有し一貫加工が可能な体制を取っているが、今回の増築により生産エリア増床による生産能力の増強及び、スマートファクトリー化の総合的な推進による更なる収益性の向上に加え、働きやすい作業環境を備え、より一層の災害対策を施すことによる事業継続性の強化を図る。

<増築内容>

建設地:青森県五所川原市大字漆川字玉椿 191-1

既存工場床面積::約8,776㎡

増築工場床面積(予定):約 7,162㎡

増築後の工場床面積:約 15,938 ㎡

取得価額(概算):31億円(建物及び機械、設備等)

(機械・設備等は5年に亘って導入を進める計画)

増築工事着工:2021年 1月中旬(予定)

竣工:2021年11月末 (予定)

 ニュースリリース