日立造船は10月23日、同社と㈱竹中工務店(本社:大阪市中央区)による特定建設工事共同企業体が、東京二十三区清掃一部事務組合(千代田区飯田橋、管理者:山﨑孝明 江東区長、以下、清掃一組)より、江戸川清掃工場建替工事(ストーカ炉:600t/日=300t/日×2炉)を受注したと発表した。
受注案件は、江戸川清掃工場の設備全体が老朽化したことによる既存工場の解体及び新たな清掃工場の建設工事であり、「水とみどりに調和した、地域にやさしい清掃工場」を基本コンセプトに、「水とみどりの調和」、「環境との共生」、「エネルギーの有効活用」、「施設の強靱化」の4点を施設計画方針として、清掃一組が計画したもの。
施設は、ごみの焼却時に発生する廃熱を利用した高効率ごみ発電プラントであり、約21,000kWを発電し、場内利用するとともに売電する。
日立造船は、1965(昭和40)年に日本初の発電設備付都市ごみ焼却施設を大阪市に納入して以来、都市ごみ焼却施設をグループ累計で国内500件以上を納入してきたが、クリーンエネルギーの1つであるごみ発電の高効率化などを通じ、温室効果ガスの削減などに積極的に貢献していく。
<受注概要>
工事名:江戸川清掃工場建替工事
発注者:東京二十三区清掃一部事務組合(千代田区飯田橋、管理者:山﨑 孝明 江東区長)
受注者:日立造船・竹中特定建設工事共同企業体
工事内容:既存清掃工場の解体・撤去工事および新清掃工場の建設
施設規模:ストーカ炉(600t/日=300t/日×2炉)
建設場所:東京都江戸川区江戸川二丁目10番地
納期:2027年5月末
受注金額:483億円(税抜き)