JFEエンジニアリング(本社:東京都千代田区)のドイツ子会社スタンダードケッセル・バウムガルテ社は10月13日、リトアニア国カウナス市※で同国最大となる大型廃棄物発電プラントを竣工したと発表した。このプラントは、1炉で800t/日の廃棄物を処理し、電気と暖房用の熱源をカウナス市に提供する。
リトアニア国では多くの廃棄物を埋立処理してきたが、近年、環境保全に加え廃熱も有効活用できる廃棄物発電プラントの導入が進められており、同プラントは同国の環境政策に大きく寄与するもの。
JFEエンジニアリンググループは、グループの総合力を結集し、今後も世界各国で廃棄物発電プラントのエンジニアリングを通じて、循環型社会の形成に貢献していく。
※首都ビリニュスに次ぐリトアニア第二の都市。戦前に杉原千畝副領事が在カウナス領事館に勤務していたことで知られる。
<案件概要>
発注者:UABカウノ・コゲネラツィネ・ヤゲイネ社
受注範囲:炉・ボイラ設備一式(据付を含む)
処理規模:800t/日×1炉
発電出力:24MW
蒸気条件:蒸気量114t/時、圧力76 bar、温度450℃
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