日機装(本社:東京都渋谷区)が医療機器の研究研修施設 M.ReT宮崎(エムレットミヤザキ)を新設する。宮崎県は10月8日、2020年9月30日付けで立地企業(試験研究機関)に認定したと発表した。
日機装は、産業用特殊ポンプやそのシステム製品、血液透析用の医療機器、CFRP(炭素強化プラスチック)製航空機部品などの製造を行っており、同社の独創的な発想と高度な技術から生まれた製品は市場シェアが高く、顧客から高い評価を得ている。
新設する研究研修施設M.ReT宮崎では、医療機器(血液透析装置・マイクロ波外科手術用エネルギーデバイス)の研究開発や、医療関係者を対象とした製品使用に関する技能修得支援を行う予定。
※M.ReT:Medical Institute of Research & Training
※マイクロ波外科手術エネルギーデバイス:マイクロ波による凝固・止血・切開など手術の一連の工程で器具を持ち替えることなく使用でき、手術時間の短縮につながることが期待されている手術器械。
<計画概要>
事業所名:日機装株式会社 研究研修施設 MエムReTレット宮崎
代表者名:代表取締役社長 甲斐 敏彦
事業所設置場所:宮崎県宮崎市高岡町高浜1 495番地63(宮崎ハイテク工業団地)
敷地面積:6,441.91 ㎡
建物面積:1,701.3 ㎡
設備投資額:9億円(2020年度)
新規雇用計画:計8人
事業内容:医療機器の 研究 開発、医療機器技能習得支援
着工:2020年10月
完成:2021年5月
運用開始:2021年6月
ニュースリリース(宮崎県)