JFEエンジニアリング(本社:東京都千代田区)は10月6日、福山市より「福山市次期ごみ処理施設整備・運営事業」を受注したと発表した。
受注した事業は、福山市内の老朽化が進むごみ処理施設4箇所を統合すると共に府中市、神石高原町との広域処理体制を構築するもので、JFEエンジニアリングは、福山市が新設する焼却施設(ストーカ方式焼却炉、200t/日×3炉)および粗大ごみ処理施設(16t/5h)の設計・施工と、約20年間にわたる両施設の運営業務をDBO方式※1により一括で受託した。
新しい施設は、超高温高圧ボイラの採用により、国内の一般廃棄物処理施設としては最高レベルの高効率発電を実現する。
焼却炉にはJFEエンジニアリング独自の「高温空気燃焼」技術※2に先進の制御技術を付加することにより、幅広いごみ量・ごみ質に対しても、燃焼・発電出力の安定化を図る。また、JFEエンジニアリング横浜本社内の「グローバルリモートセンター」※3より、プラントの遠隔運転監視・操業支援を行うことで、より一層安全で質の高いサービスを提供する。さらに焼却残渣(主灰・飛灰)の「全量リサイクル」を実現することで、福山市の目指す循環型社会の形成に貢献していく。
JFEエンジニアリングはこれからも廃棄物発電プラントのリーディングカンパニーとして、SDGs(持続可能な開発目標)の達成と社会課題の解決を目指し、顧客のニーズに合わせた最適な技術を提供していく。
※1 Design=設計、Build=施工、Operate=運転を一括して発注する方式。
※2 https://www.jfe-eng.co.jp/products/environment/urb03.html参照
※3 https://www.jfe-eng.co.jp/news/2018/20180316.html参照
<事業の概要>
発注者:福山市
受注者:(代表企業) JFEエンジニアリング株式会社
(構成員) JFE環境サービス株式会社、メタウォーター株式会社
(協力企業) 熊谷組・三島産業・富士建設共同企業体、ツネイシカムテックス陸運株式会社、ツネイシカムテックス株式会社
事業名:福山市次期ごみ処理施設整備・運営事業
工事場所:広島県福山市箕沖町地内
事業内容:ストーカ方式焼却炉200t/日×3炉の設計・施工
粗大ごみ処理施設16t/日の設計・施工
約20年間の両施設運営
焼却残渣(主灰、飛灰)の運搬・資源化
受注金額:783億7500万円 (税込み)
工事期間:2020年9月~2024年7月
運営期間:2024年8月~2044年3月
画像:施設完成予想イメージ図
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