ヤンマー、ヨーロッパで新しいクローラーキャリアを発表

 2020年10月5日

 Yanmar Compact Equipment EMEA (ヤンマーコンパクトイクイップメントEMEA)は、トラックド(クローラー)キャリアポートフォリオに新たに追加された次世代C50R-5Aを発表しました。

 新しいモデルは、コンパクトな寸法と印象的なパワーと耐久性を兼ね備えていると言われ、ヤンマーのステージV準拠の111hp(83.2kW)4TNV94FHT直噴エンジンを備えています。C50R-5Aは、1,700rpmで410Nmのトルクを提供します。

 キャリアには、コモンレールシステムと完全な電子エンジン制御が装備されています。 最大9.5km / hの走行速度を達成でき、121リットルの燃料タンクにより給油停止が少なくなります。

 このエンジンは、排気ガス再循環(EGR)を利用してNOXを削減し、ディーゼルパティキュレートフィルター(DPF)および選択的触媒還元(SCR)テクノロジーを利用して環境への影響を最小限に抑えます。

 キャリアは、標準の3面モデル(C50R-5A)と回転容器(C50R-5ATV)の2つの異なる構成で利用できます。標準モデルは、両側(左、右、後部)を別々に開くことができ、658mmの最低地上高があり、65度の角度でダンプします。

 C50R-5ATVでは、船全体が、左または右に90度回転できる回転フレームに取り付けられています。これにより、キャリアはトレンチに沿って移動しながら材料を正確にダンプできます。

 C50R-5Aは、最大3,800kg(標準)および3,500kg(旋回船)を輸送できます。幅2.2m、長さ4.54m、その場において、7秒で360度回転する能力を備えています。

 C50R-5Aの下部構造は、油圧テンションシステムを使用しており、トラックテンションを実行する必要がないため、ダウンタイムが短縮され、総所有コストを削減できます。 C50R-5Aのもう1つのハイライトは、リバーシブルサスペンションシートコンソールであると言われています。つまり、オペレーターは常に進行方向を向いて、現場の安全性を高めることができます。

 ニュースソース:KHL International construction:2020年10月5日より