㈱竹内製作所は10月2日、最近の業績動向を踏まえ、2020年4月9日に公表した2021年2月期(2020年3月1日~2021年2月28日)の連結業績予想を修正したと発表した。
それによると、売上高は1,019億円(前回予想:935億円)、営業利益111億円(同:84億円)、経常利益110億円(同:84億5,000万円)、親会社株主に帰属する当期純利益80億円(同;61億5,000万円)となる見通し。
2021年2月期の期末の配当予想については、前回発表予想のまま未定としているが、2020年10月9日開催予定の取締役会で審議のうえ、第2四半期決算短信とともに同日開示の予定。
■修正の理由
2020年4月9日付の前回発表予想では、新型コロナウイルスの感染拡大により、全世界の経済活動が今以上に大幅に制限されていたことを受け、通期の連結販売台数は、前期に比べて20%減少することを前提としていた。
中でも第2四半期の販売台数は、前年同期に比べて大きく落ち込むと予想していたが、第2四半期での落ち込みは想定より浅く底打ちし、回復に転じた。
これは主に、感染再拡大のリスクを伴いつつも、世界各国で経済活動が再開されたことを皮切りに、住宅の繰越・反動需要が生じていること、水道管やガス管等の生活インフラの整備・維持工事が急ピッチで再開されていること等により、顧客の購入マインドが想定ほど低下しなかったためと分析している。
以上により、第2四半期連結累計期間の売上高は、英ポンドとユーロの為替レートが前提より円安で推移したことも追い風となり、前回発表予想を大きく上回る見込み。利益面においても、売上高の増加、出荷台数の減少に伴う運搬費の減少を主因として、前回発表予想を大きく上回る見込み。
通期の連結業績予想については、第3四半期以降の連結業績予想に大きな変更はないが、第2四半期までの増収・増益分を考慮した結果、売上高、利益面ともに前回発表予想を上回る見込み。通期の連結販売台数については、前期に比べて13%減少するとの予想に修正した。
なお、第2四半期連結累計期間の実勢為替レート(期中平均)は1米ドル=107.81円、1英ポンド=134.84円、1ユーロ=120.50円、1人民元=15.30円であり、第3四半期以降の前提為替レートは1米ドル=104円、1英ポンド=135円、1ユーロ=124円、1人民元=15.40円としている。
(前回発表予想では1米ドル=108円、1英ポンド=128円、1ユーロ=118円、1人民元=15.50円)
詳細は、ニュースリリース
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