JFEエンジニアリング、オランダでガス焚きボイラプラントを竣工

・ボイラ燃料に副生成ガスを活用

 JFEエンジニアリング(本社:東京都千代田区)は9月30日、ドイツ子会社のスタンダードケッセル・バウムガルテ社(以下、SBG社)が、オランダ国テルネーゼン市でガス焚きボイラプラントを竣工したと発表した。

 このボイラプラントは、ダウ・ベネルクス社のテルネーゼン事業所※内に建設されたもので、ボイラから生成された蒸気は化学製品の製造工程で利用される。燃料には、工場内で発生した副生成ガスを有効活用し、補助として天然ガスを使用する。

 SBG社はこれまで欧州を中心に280件を超えるボイラプラントを建設している。同プラントでは豊富な実績に基づく独自設計により、負荷変動の大きな厳しい条件においても高い稼働率を実現し、工場へ蒸気を安定的に供給する。

 JFEエンジニアリンググループは、今後も世界各国で多様化するお客様のニーズに最適な技術を提供していく。

※ 世界最大規模の化学会社であるダウ・ケミカル社(米国)の子会社で、オランダやベルギーに拠点を持つ。テルネーゼン事業所はダウ・ケミカル社グループが米国外で保有する工場としては最大規模。 

<案件概要>

需要家:ダウ・ベネルクス社

発注者:エーオン・パワー・プラント・ベルギー社

受注範囲:ボイラ設備一式(土建、据付を含む)

蒸気条件:蒸気量350t/時、圧力36 bar、温度350℃

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