㈱タクマは9月24日、西知多医療厚生組合(愛知県東海市・知多市の2市から構成)が発注するごみ処理施設整備・運営事業を受注したと発表した。
受注した事業は、東海市清掃センターと知多市清掃センターの2施設を統合し、DBO方式により新たにごみ処理施設「西知多クリーンセンター」を建設するもので、タクマを代表企業とする企業グループは、施設の設計・建設および20年間の運営業務を受託している。
同事業においてタクマは、西知多医療厚生組合が目指す循環型社会の形成の推進に向け、高性能ストーカ炉や高度排ガス処理技術、Solution Lab(タクマのプラント遠隔監視・運転支援拠点)による運転支援など最新技術の導入により、長期間にわたり安全・安定的にごみを処理するとともに、高効率発電を実現し積極的なエネルギーの有効利用を図る。
また、災害時でもごみ処理を継続できるよう地震・液状化・高潮対策を強化するほか、生態系保全に貢献する敷地内の緑地を整備・維持する。さらに、体験型の環境学習により、3Rの意識向上と実践につながる施設を建設・運営する。
タクマは今後も、国内外の都市ごみ焼却施設で約360施設の建設実績と多数の運営実績を活かし、地域の安心・安全な生活や環境を実現する施設の建設・運営を通じて、持続可能な社会の形成に貢献していく。
<事業の概要>
発注者:西知多医療厚生組合
受注者:
<代表企業>㈱タクマ中部支店
<構成員>㈱タクマテクノス西日本支社
<協力企業>㈱鴻池組名古屋支店、㈱シンキ・コーポレーション、㈱日誠、弘新建設㈱、㈱山長造園
事業名:ごみ処理施設整備・運営事業
建設場所:愛知県知多市北浜町11番地の4及び11番地の18
事業内容:施設の設計・建設、20年間の運営業務
施設概要
①ごみ焼却施設
処理能力:185t/日(92.5t/日×2炉)
処理方式:ストーカ式
発電出力:5,180kW
②粗大ごみ処理施設
処理能力:21t/日
事業方式:DBO(Design:設計、Build:建設、Operate:運営)方式
契約金額:259億円(消費税抜き)
設計・建設期間:2020年9月~2024年3月
運営期間: 2024年4月~2044年3月